月曜日, 6月 16, 2014

美食日記「産直屋たか」(渋谷)

少し前に訪れたお店です。アップするのを忘れていました。m(__)m

渋谷・円山町。その昔は三業地(料理屋、待合、芸妓屋が集まった場所)として賑わったが、今は芸妓屋がほとんどなくなり、料理屋の流れをくむ飲食店と待合の流れをくむラブホテルが混在する。そんな混沌とした町のビルの地下にひっそりとあるお店が「産直屋たか」。以前よりその名は知っていたが、なかなか訪れる機会がなく、今回は知人に連れていってもらう。

お店は完全予約制。料理は魚介類を中心としたお任せのみで、アラカルトメニューはなし。料金は7,500円〜10,500円(税込)で、なんと飲み物(最初の1杯のビールとあとは日本酒のみ)代も込み。つまり、料理同様にお酒もお任せで、料理に合わせたものを出してくれる。そして、ある程度好きな量が飲める。ちなみに日本酒は日替わりで7〜8種類用意されている。

さて、料理だが店の名が語るように、全国各地から産地直送されてくる魚介類を食べられる。私が行った日は、大分県産の蛤と宮城県気仙沼産のいたや貝の炙り、北海道羅臼産の殻から出したばかりの馬糞雲丹、徳島県鳴門産のワカメ鍋 & 富山県産のホタルイカと◯◯産の鯛のしゃぶしゃぶ、北海道根室産のいくら、兵庫県香住町産の松葉ガニの自家製味噌漬け、◯◯産のマグロの脳天焼き、◯◯産の鯛の兜煮、と出てくるは、出てくるは。もうほろ酔い加減だったので、◯◯産は憶えていません。見た目は手のこんだ料理ではないが、素材を見事に活かしているので何を食べても美味い。

そして、料理に付随した形でいただいたお酒は神奈川の「昇龍蓬莱」、佐賀の「鍋島」、山口の「貴」、新潟の「景虎」、三重の「而今」、福島の「飛露喜」、静岡の「喜久酔」。ちょっと飲み過ぎたかな。(笑)

このお店の注意点としては料理には〆のご飯物や麺類等はないので、大食漢の人は初めから遠慮するか、2軒目を念頭に入れて訪れる方がいいだろう。ただし、魚好き日本酒好きならば十二分に訪れるべき価値のお店である。



0 件のコメント: