金曜日, 10月 13, 2006

野球は球場で観るもの


今から3年前、日本ハムファイターズが札幌に移転することが決まったとき、北海道に住む友人が「一番来てほしくない球団が来てしまった」と言った。彼は巨人ファンであり、生まれて此の方パリーグの試合など観たこともなかった。しかし、そんな彼も今ではファイターズの帽子を被り、札幌ドームで声援を送っている。

この話を彼に向けると、1年前は「もう勘弁してよ、反省しているから」と謝ってばかりいたが、今では「もうどうでもいいよ。何処にでも好き勝手に書いてくれ」と笑い飛ばすようになった。北海道日本ハムファイターズは強くなった。彼も強くなった。

最後まで頑張ったソフトバンク・ホークスや西武ライオンズには申し訳ないが、日本ハムファイターズの優勝はパリーグにとって喜ばしいことだ。昨年のボビー・マジックによる千葉ロッテ・マリーンズは、日本シリーズでの圧勝でセリーグの野球しか知らない野球ファンをギャフンと言わせしめた。そして、多くの野球ファン、マスコミの目がパリーグにも向くようになった。今年は地域密着をめざしてガンバってきたファイターズに勝利の女神が微笑んだ。この地域密着の力をもって日本シリーズも制覇してもらいたい。

二つ下の10月9日の「キミはミは駒沢球場を知っているか」にも書いたが、私は小さい頃、ファイターズの前身である東映フライヤーズのファンであり、Fと書かれた帽子を被っていた。現在は特にファイターズのファンというわけではないが、パリーグファンであることに変わりはない。現在はまだまだ巨人、阪神のファンが多くセリーグの方が人気が上だが、あと何年かすればパリーグがセリーグで観客動員を上回り、実力も人気もパリーグの時代がくることを願っている。

「野球はテレビで観るのもいいが、やっぱり球場で観るものだ」と北海道の友人は常々言っている。正論である。北海道日本ハムファイターズ、パリーグ優勝おめでとう。

※写真は1962年夏、小学校2年生のときです。

0 件のコメント: