月曜日, 11月 17, 2008

アジア・シリーズは存続させるべき

埼玉西武ライオンズのサヨナラ勝ちで終わった第4回アジア・シリーズだが、その存続が微妙になっているという。というのも最大の要因は採算面が合わないからだという。

2005年 千葉ロッテ   12万0877人
2006年 北海道日本ハム 7万3698人
2007年 中日      7万6801人
2008年 埼玉西武    5万5073人

4日間の観客動員はこのように毎年減り続けている。私も第1回と第2回は観戦に行ったが、3回目はパリーグのチームでないということで、今回は時間的に余裕がなくて観にいくことができなかった。しかしながら、この観客動員の減り方は少し異常である。仮に巨人が出場していても、おそらく10万人は行かなかっただろう。

この大会は昨年までのコナミが冠スポンサーをしていたが、今年はどこも冠スポンサーがつかず、すべての費用は日本プロ野球機構(NPB)がまかなったという。しかしながら、おそらく今大会は間違いなく赤字で、来年以降の開催に暗雲が漂いはじめているという。

これに対して主催者のトップである加藤良三コミッショナーは「どういう形であれ、アジアシリーズは、日本やアジアのチームが世界のチャンピオンを目指すステップ。有意義なシリーズだ」と存続への意向を強調したという。

今大会の結果を見ればわかるように、韓国や台湾のレベルは日本と全く遜色がない。正直、今年は日本が負けるのではないかと思っていたぐらいである。それぐらい、ハイレベルな戦いを繰り広げている。コミッショナーが言うように、この大会はいずれ世界チャンピオンを決めるためのものであるのだから、日本で開催するにしても、韓国や台湾で開催するにしても、ぜひとも来年以降も存続させてもらいたい。

そのためには、有力なスポンサー探しも大事だろうが、プロ野球12球団全体の意識向上、およびファンの意識改革も必要ではないだろうか。また、今回はテレビ中継がCSの有料チャンネルだけで、地上波やBSで放送をしなかったことも、観客動員減少に大きく影響したのではないだろうか。

0 件のコメント: