金曜日, 11月 28, 2008

七面鳥の日

アメリカでは11月第4週の木曜日はThanksgiving Day(感謝祭)で休日である。通称、Turkey Day(七面鳥の日)とも言い、この日は七面鳥受難の日でもある。

一般的なアメリカの家庭では、この日の昼食もしくは夕食に感謝祭の伝統的な料理を食べる。そして、そのメイン料理が七面鳥の丸焼きであることは言うまでもない。その作り方はいろいろであるが、基本的に一羽丸焼きである。

実は私も一度、遊学中にInternational Student Clubパーティのためにメキシコ人のルームメートと一緒にこの七面鳥料理を作ったことがある。

近くのスーパーで特大の七面鳥を買ってきて、内蔵を取り出し、その部分に野菜やパンなどを煮込んだスタッフィングを詰め込むなどして、何時間もオーブンで焼いて作ったことがある。ところが、この七面鳥料理はアジア人やヨーロッパ人にはあまり評判がよくなく、半分も残ってしまった。

捨てるのももったいないので、我々はアパートに持ち帰り、それから1週間は七面鳥漬けの日々を送った。ターキー・サンドウィッチ(美味しくなかった)、ターキー・スパゲティ(意外にも美味)、ターキー・シチュー(全然ダメでした)、ターキー・カレー(これもダメでした)、ターキー・ハンバーグ(失敗作でした)、フライド・ターキー(そこそこの味でした)などを作り、やっとの思いで七面鳥を食べ尽くした。

そして、二人で「一生分のターキーは食った」と笑わざるをえなかった。

それにしても、アメリカ人はあんなパサパサして決して美味しいとはいえない肉を感謝祭とクリスマスと食べるのである。このために年間1億羽以上の七面鳥が受難にあっている。

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