木曜日, 6月 02, 2011

飲食業界にとっての風評被害の源は

先日、今年になって飲み屋を開いたばかりの店主とネットについての話をした。

店主曰く「食べログ」とか「ぐるなび」の書き込みは、励みにもなるが脅威でもあると。その通りだと思う。私はグルメに関することは自分のブログには書くが、「食べログ」と「ぐるなび」などのようなグルメサイトに投稿をしたことは一度もない。

こうしたサイトは基本的に匿名であり、お店の常連さんが書いているというより一見さんが書いている方が圧倒的多い。こうした人たちは、自分がまるで料理記者か評論家のように書いているのだろうが、これが時にお店にとって営業妨害にもなりかねない。

「ネットとかは飲食業界にとって、風評被害の源ですよ。褒めてくれるのはたしかに嬉しいですが、1回だけの来店で、まるでお店の味をすべて解ったように書かれるのは勘弁ですよね」

同意せざるえない。1回だけの訪問ならば自分のブログに書くぐらいに止めておいて、影響力の大きい「食べログ」とか「ぐるなび」へ投稿するのは控えるべきであろう。

原発の風評被害も1回の検査結果だけで、それが結局ひとり歩きして、大きな風評となってしまっているところがある。今日、ネットの投稿に左右される人は少なくない。そのことを考えると、グルメサイトは風評被害の源であると言ってもおかしくない。

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