木曜日, 5月 08, 2008

世界の平均労働時間と祝日

長い長いゴールデンウィークが終わった。

日本の祝日は年間15日。これは先進諸国のなかでももっとも多いと言われている。これは日本の労働時間が先進諸国でも長いから、祝日がこれだけあっても当然だという意見がある。はたしてそうであろうか。

OECD(経済協力開発機構)の2008年資料によると、2005年時点で日本の平均労働時間は年間1,784時間。アメリカは1,797時間と日本を上回っている。ちなみに世界でもっとも長く働く国は韓国で2,357時間、次いでギリシャの2,052時間であった。ちなみに、最も労働時間が短かったのはオランダの1391時間で、調査をした30カ国の平均労働時間は1,777時間。日本はほぼ世界標準の労働時間の国なのである。

さて、世界の祝日だが、これは国によって宗教や地方の慣習などによって年ごと地域ごとによって変わっているので、正確な平均日数を出すことができない。ジェトロの通商弘報によると、アメリカ10日、イギリス9日、ドイツ8日、フランス11日、イタリア12日、カナダ10日、ロシア18日、中国19日、韓国14日などとなっている。

ロシア、韓国、中国の祝日が多いのは、新年や旧正月などの祝日を3日から1週間と取っているので、日本でも正月三が日を祝日にすると、日本も17日になってしまう。

こうした統計を見てみると、日本の祝日は多いと言わざるをえない。それにしても、韓国の労働時間の多さと祝日数を考えると、韓国人は明らかに働きすぎである。

OECD Factbook
※下記ページのPDFを参照にしてください。
http://oberon.sourceoecd.org/vl=2210620/cl=26/nw=1/rpsv/factbook/060302.htm

ジェトロ通商弘報 世界の祝祭日
http://www.jetro.go.jp/biz/kouhou/holiday/

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