火曜日, 6月 29, 2010

日本相撲協会を処分すべし

日本相撲協会が名古屋場所開催を決めた。賭博問題の処分については7月4日の臨時理事会で決め、番付発表は5日は行うという。外部有識者による特別調査委員会からの勧告を受け入れ、形式上は全面降伏である。

朝日新聞社が26〜27日に行った世論調査(電話)よると、63%が大相撲名古屋場所開催中止に賛成と答え、中止に反対は23%だったそうだ。また、NHKに寄せられた視聴者意見では、中継反対は6割、賛成は1割になっているそうだ。

ただ、私は名古屋場所を開催するべきだ思っていた。というのも、名古屋場所が開催されなければ、また相撲協会お得意の隠蔽工作が行われ、次の場所でまた同じ力士や親方が登場するのである。これでは全く意味がないので、ここは名古屋場所を開催して、謹慎処分を受けた力士や親方たちを東京に滞在させて、謹慎させる方が得策だと思ったからである。もし開催されないようならば、幕下以下で頑張っている力士や、これまで大相撲を支えてきた外国人力士に対して失礼である。このことは、名古屋場所の準備をしている関係者に対しても同様である。

ただし、テレビ中継に関しては絶対に反対だ。ましてや受信料を取っているNHKが5億円もの放送権料を払ってを行うべきではない。また、ここぞとばかりにCSを含む民放が出し抜けに中継することも自粛すべきである。放送は「大相撲ダイジェスト」だけにしてもらいたい。

以前より何度も書いているが、大相撲は江戸時代から続く「興行」であり、地方巡業では興行元のひとつである反社会的勢力抜きに行うことはできない。もし、大相撲が「スポーツ」というならば、少なくとも現在の協会理事は全員退任して、全く新たな体制を作らなければならない。ただ、そのような自浄能力が今の相撲協会には到底あるとは思えない。ならば、管轄省庁である文部科学省は、大相撲が勝手に「国技」と言うことを止めさせ、相撲協会の公益法人としての認可を取り消すべきである。大相撲は所詮「興行」なのだから。

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