大方の予想(私もその一人)を覆して、ワールドカップで日本が決勝トーナメントを進出を決めた。まあ、それはそれで喜ばしいことなのだが、それにしても、今回のワールカップを見ているとFIFAランキングって一体何?と思ってしまう。
番狂わせというのどんなスポーツでもあるものだが、今回のワールドカップほど番狂わせの多い大会はないのではないだろうか。ただ、それは誰もが FIFAランキングに惑わされていたからだろう。
FIFAランキングとはFIFA(国際サッカー連盟)が独自の規定によって毎月発表するランキングだが、このランキングはどうみてもヨーロッパ偏重でならない。現在のランキングで20位までのチームのほとんどが今大会に出場しているが、そのなかで5位のイタリア、10位のフランス、12位のギリシャ、16位のセルビア、19位のカメルーン、同率20位のナイジェリアとオーストラリアはすでに予選敗退が決まっている。これで2位のスペインまでもが決勝トーナメントに行けなくなると、もうFIFAランキングなんてあってないようなものである。
そもそも日本(45位)にしても、今年になってホームで2回も負けている韓国(47位)より上というのが解らない。もし、このFIFAランキングみたいなのが野球にあれば、1位は日本、2位は韓国、3位はアメリカ、4位がキューバになるのだろうか。
いずれにしろ、ワールドカップ終了後のFIFAランキングが楽しみであると共に、次のFIFAの総会ではランキングの規定が問題視されることは間違いないだろう。
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