木曜日, 4月 07, 2016

70歳以上の方は一人でお風呂に入らないように

私はこれまでに2回、ジムの風呂で人を救っている。2回とも浴槽で溺れているところを救出したのである。浴槽といっても、その深さは50センチぐらいしかない。つまり、浴槽に座れば肩まで疲れる深さである。しかし、浴槽は先頭と同じくらい大きい。幅は7〜8メートル、奥行きも2メートルはある。それゆえに、のぼせたり気を失うと、口の中にお湯が入ってしまい、気が動転して溺れてしまう。

溺れると人は体が硬直してしまう。そのために浴槽から引き上げるの結構大変だったりするが、浴槽から引きづり出せば、あとは心臓がある左側を上に向けて寝かせ、とにかく飲んだお湯を吐かせるだけである。もちろん、こうした間に非常ボタンでインストラクターが飛んできて、救急車を要請してくれている。

こうした経験があるので、私はジムで70歳以上のオジサンたちに「一人でサウナに入ってはいけません」「一人で浴槽には入ってはいけません」と口を酸っぱくして言っている。お節介オジサンと言われようが、柔道の教育的指導ジェスチャーを交えながら、オジサンたちを指導している。(笑)

なお、このことは家庭でも同様である。もちろん、家庭用お風呂に大人が二人入ることは無理だが、70歳以上の方は必ずお風呂に入るときには、お風呂場の近くに誰か人がいるようにしてもらいたい。

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