月曜日, 4月 18, 2016

空き巣被害をも誘発しているヘリコプター取材

私は以前よりマスコミのヘリコプター取材に疑問を呈している。

多くの人が知っていることだが、阪神大震災の時にヘリコプター音があまりにもうるさくて、家の下敷きになった人たちの声が聞こず、救える命も救えなかった。そのことによって、多くの地上にいるマスコミ取材陣が住民たちの怒りをかい、殴られたヤツもいると言う話を知っている。

そうした教訓もあり、東日本大震災の時はヘリコプター取材はある程度抑えられていた。ところが、昨年の鬼怒川堤防決壊や今回の熊本地震では、そうした自制は全くなく、お構いなし状態でヘリコプター取材を行っている。

このことによって、住民に対して睡眠妨害の迷惑を与えたりして不安を与えている。そして、私はこうしたヘリコプター取材によって、空き巣をも誘発もしく助長していると思っている。考えてみれば解ると思うが、上空をヘリコプターが飛んでいると、空き巣は入った家の中でどんな音を立てていても物色することができる。

こうしたことを考えれば、ヘリコプター取材は住民にとってほとんど百害あって一利なしである。マスコミはヘリコプター取材の指針もしくはマニュアルをしっかりと作るべきである。

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