木曜日, 11月 15, 2007

アスレチックス vs レッドソックス@東京ドーム


メジャーリーグは来年3月25、26日に東京ドームで、オークランド・アスレチックス対ボストン・レッドソックスの開幕戦を行うと正式に発表した。このことは、先月26日のメジャーリーグのホームページでもこの2チームによる開幕戦が有力と報道されていたが、移動距離などの問題からレッドソックスの選手たちの同意がなかなか得られかったようで、対戦カードが変更される可能性もあったという。

それでは、なぜこの2チームが選ばれたかといえば理由は簡単である。アスレチックスは本来は2003年3月にイチロー(鈴木一朗)、佐々木主浩、長谷川滋利がいたシアトル・マリナーズとの開幕戦を東京ドームで迎えるはずだった。ところが、ブッシュによるイラク攻撃が不可避となったために、選手や関係者の安全を考えて中止となってしまったのである。私はそのときに苦労して開幕2戦のチケットを手に入れたが、試合は泡となって消えてしまった。しかし、チケットを払い戻したら、なぜか幻となった公式プログラムや関連グッズをもらってしまった。

当時のアスレチックスには「ビッグ3」と言われたティム・ハドソン、マーク・マルダー、バリー・ジトという3人の20勝およびサイヤング賞投手がいて、打線もエリック・チャベス、ミゲール・テハダ、ジャーメイン・ダイという強力クリーンアップを擁していた。しかし、現在のアスレチックスには「ビッグ3」はおらず、選手全部を見渡してもチェベスとマーク・エリス以外誰も残っていない。今年のアスレチックスは76勝86敗、勝率.469という散々な成績で2000年以降では最低だった。

そんなアスレチックスの対戦に選ばれたのがレッドソックスである。もはや説明の必要がないぐらい今年日本でもっとも有名になった球団である。おかげで、この開幕戦のチケットを入手するのは大変になりそうである。

なお、開幕2連戦のほかに、セ・リーグの球団とのエキシビションゲーム(オープン戦)4試合も行われる。ただ、ナベツネ新聞主催なので、どうせ巨人が2試合で、あとは阪神と中日であろう。

写真:幻となった2003年公式プログラム

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