金曜日, 12月 03, 2010

尿路結石、それは突然やってきた(最終回)

その日(29日)の夜は昼寝をたっぶりしてしまったせいか、時おり起きる痛みのせいか、それとも録画しておいたN響コンサート『アイーダ』を観て興奮してしまったせいか、なかなか寝付けなかった。そのために、もらった座薬を某所に入れたら、あら不思議、朝まで熟睡してしまう。座薬はいろんな意味で特効薬である。

翌日30日の朝からトイレでは朝顔の前に紙コップをもってきて、出てくるかもしれない石を捕獲するように尿を出すようにする。ただし、尿は茶色成分を含むものの石は出てこなかった。その後、朝食を食べるが、やはり身体はどことなくダルい。熱を計ると少し微熱があった。これでは無理である。前日からなかば諦めていたが、この夜の都響のコンサートへは行くことが出来そうになかった。都響のみなさん、ごめんなさい。

こうなると、やることがない。安静にしているしかない。ソファで午前寝、午後寝、ネットサーフィンをしながら過ごす。その間、水分補給を十二分に摂って、尿から出てくる石を捕獲するべくトイレに行くが石はいっこうに出てこない。その日はそんな感じで何事もなく過ぎていった。もちろん、食後には投与された薬を飲んだ。

1日。12月である。師走である。世間は忙しい月であるが、私の方は身体が忙しない。この日はまず体温を計る。平熱に戻っている。ただし、身体がどことなく硬い。あの七転八倒で身体が硬直したのであろうか、とにかく身体をほぐしたかった。そこで、普段より早めに(といっても夕方)ジムに行き、思いっきりサウナと風呂に入り、身体をほぐすことに務める。帰宅後は、両肩および右の背中に貼り薬(モーラズパップ)を貼る。う〜ん、気持ちいい。w

この日も朝から石の捕獲作戦をするものの、ずっと失敗に終わる。尿もだんだん色が薄くなっていき、普段と変わらないようになる。

2日。午後からCT、レントゲン、エコーの検査を受ける。そして、結果は無罪放免(笑)。先生は「腎臓にも、尿管にもどこにも石はありませんね。おそらく出てしまったんでしょうね」。
う〜ん、残念。あれだけ一生懸命捕獲作戦をしたのに、取り逃がすとは・・・。

そして、先生からの注意として「5年以内に半数の人が再発すると言われています。水分補給と食事に気をつけてください。プリン体の多いものは控えるように。お酒ではビールは1杯まで。あと、柑橘類を多めに食べてください。もちろん、野菜もいいですよ」と言われた。

お騒がせの3〜4日であった。今後も尿酸値には気をつけるようにしたい。尿酸値は痛風ばかりでない。尿路結石にも密接に関係している。あと、帰りがけの本屋で立ち読みした本などによると、尿路結石の予防には指圧がいいとのことであった。また、ジェットバスのようなものも効果があるとのこと。私が行っているジムにはマッサージプールやジェットバスがあるので、これからはそこで腰や下腹部など尿管沿いにジェット噴水をかけて予防策に務めたい。

お騒がせいたしました。ご心配をいただいた方々には心よりお礼を申し上げます。

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