木曜日, 12月 02, 2010

尿路結石、それは突然やってきた(その2)

ホームドクターでの点滴によって、痛みはだいぶ和らいだが、それでもすぐにちゃんとした検査を受けなさいということで、紹介状を持って以前も入院した中目黒にある病院へタクシーで向かった。タクシーのなかでは後部座席にずっと横になっていたので、窓から見える光景がまるで走馬灯のように回って見えた。

病院では泌尿器科に連れていかれ、そこでまず尿を取るように言われ、隣接するトイレ(泌尿器科にはトイレがあることを知る)でコップに尿を入れる。そして、看護婦さんにそれを渡すなり、今度はベッドに横になって座薬を入れられる。「これで15分もすれば、痛みは消えますよ」と言う。

15分どころでなかった。ものの5分で痛みは消えていった。ホームドクターのところでの点滴も一緒になって効いてきたのであろう。これならば椅子にまともに座れる、と思っていると、看護婦さんが「10あった痛みが3ぐらいになりましたか」と聞くので、「2ぐらいになりましたよ」とお礼を言った。実際に顔にも血の気がもどったようになり、視界が明るくなった。

次に、レントゲン室で今度は腹部の写真を1枚撮り、診察室まで戻る。先生は「おそらく尿路結石ですね。CT検査を近日中にしたいので、2日(木)に来てください。そのときまで、薬を飲んで水分補給をいっぱいして、おしっこをたくさんしてください」と言われた。

ここまでくると、背中に違和感はあるものの足取りはしっかりするようになり、薬局に寄って結石のための薬(コスパノン)と利尿剤(ユリーフ)、そして痛み止めの座薬(ボルタレンサポ)をもらって帰宅した。

帰宅したのは午後3時ぐらいだった。朝から何も食べていなかったので、とにかくお腹がすいたので、朝食用のパンとサラダ・ハムエッグを食べ、牛乳をたくさん飲んだ。薬が効いているのか、背中から膀胱にかけて、そして尿道までがなんとなく熱いというかこそば痒い。しかしながら、安心してしまったのか、そのあとはぐっすりと2時間ぐらいは寝てしまった。(続く)

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