水曜日, 12月 01, 2010

尿路結石、それは突然やってきた(その1)

29日(月)の朝9時頃、いつものようにソファに寝転がりながら新聞を読んでいると、何か右脇腹から背中にかけて妙な違和感を覚えた。しばらくするとその違和感は鈍痛となり、そして激痛になっていき、ベッドに戻り寝ようとした。しかしながら、激痛はどんどんエスカレートするばかりで、顔からは脂汗がしたたり落ち、髪も汗でべったりとなり、下着もビッショリになる。

七転八倒とはこのことである。のたうち回った。身体の態勢をあちこちに変えて、痛みの少ないように試みる。後から知ったのだがベッドのシーツもぐちゃぐちゃになった。頭のなかでは「なんだこりゃ、胆石か尿路結石か」とかけめぐったが、それどころではない。「イタタ、イタタ」と声をあげるしかなかった。こんな激しいというより手厳しい痛みはこれまでの人生で味わったことがない。とにかく痛い。外傷のような痛みとは全く違った痛みが右脇腹から背中にかけて起きているのである。

あまりの痛さにホームドクターのところに電話すると、結石の可能性が高いので少しでも落ち着いたらすぐに来るようにと言われ、家に残っている胃痛など痛み止めの薬(コリオパン)を飲むように言われたので、それを飲んだ。それでも、激痛はいっこうに収まらない。

そのうち、吐き気をもようをしてきた。朝食はまだ摂っていなかったので、お腹のなかは空っぽ。それでも戻してしまった。そしたら、意外なことに少しだけ痛みが弱まり、歩いて5分ほどのホームドクターのところへ行った。待ち合い室には何人も人がいたが、すぐにひとつの診察室に通され、点滴をされた。それが、また痛いのなんのと大変だった。一応病院なので大きな声を出すわけにはいかないが、口を押さえながら必死に喚いていた。

そして、30分ぐらの点滴が終わろうとした最後に、看護婦さんが「これが一番強力な痛み止め」といって、点滴袋に注射針を射し込んだ。すると、不思議なことに痛みがかなり和らいでいった。(続く)

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