月曜日, 3月 01, 2010

バンクーバー・オリンピックあれこれ(その5)

昨日は朝5時に起きた。日曜にもかかわらず朝5時に起きた。スピードスケート女子団体パシュートを見るためだ。そして、結果は御存じのように0.02秒差で銀メダル。競馬の表現で申し訳ないが、2400メートル走って(ダービー、オークスと同距離)ハナ差である。

惜しかった。本当に惜しかった。「限りなく金に近い銀メダル」という表現はあまり好きではないが、今回の3人の滑りはそれをも上回る「金メダルと同等の銀メダル」と言えるのではないだろうか。というのも、彼女たちの力走は日本のスケート界、ウインター・スポーツ界に大きな勇気(金メダル)を与えたに違いない。

日本のスケートといえばこれまで短距離が主流だった。ところが、この団体パシュートの3選手(小平奈緒、穂積雅子、田畑真紀)の活躍は日本人でも中・長距離でも勝負できるということを立証した。そして、高木美帆のように彼女たちに続く選手が登場することが期待される。あるのかどうか知らないがインターハイやジュニア選手権でもこの競技に取り組む中高生が増えるのではないだろうか。こうした底辺の拡大こそが4年後、8年後に続く。

日本はもともと個人競技の団体部門に強い。これまでにもジャンプ団体やノルディック複合団体などで金メダルを獲っている。もし、フィギュアスケートに団体があったら、日本は男子も女子も金メダルではないだろうか。団体パシュートでの金メダルも夢ではない。

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