金曜日, 3月 12, 2010

東京タワーと東京スカイツリーの名の由来

東京タワー(正式名称は「日本電波塔」というそうだ)は昭和33年(1958年)12月23日に高さ333メートルで完成した。

これに先立って名称が公募され、86,260通の応募が寄せられた。最も多かったのが「昭和塔」(1,832通)で、それに続いて「日本塔」「平和塔」「富士塔」「世紀の塔」の順だった。この他にも米ソの人工衛星競争をもじって「宇宙塔」、皇太子(今上天皇)の成婚が近いということから「プリンス塔」という応募もあったそうだ。

そして、名称審査会が開かれ、弁士の徳川夢声が「「東京タワー」を置いて他にありませんな」と強く推して、10月9日に正式に「東京タワー」に決定した。ちなみに「東京タワー」の応募は223通で13位、同じ意味の「東京塔」は345通で9位だった。

さて、周知のことではあるが東京スカイツリーも名称公募を行い、18,606件の名称案が寄せられた。最も多かったのが「大江戸タワー」(492通)で、続いて「新東京タワー」「さくらタワー」「日本タワー」「東京スカイタワー」の順だった。

そして、商標問題絡みなどから結果的に「東京EDOタワー」「東京スカイツリー」「みらいタワー」「ゆめみやぐら」「ライジングイーストタワー」「ライジングタワー」の6つが最終選考に残り、インターネットによる一般選考を行い、最多得票の「東京スカイツリー」に決定した。

その建設中の東京スカイツリーも高さが300メートルを越え、もうすぐ東京タワーを抜くまでになっている。竣工は2011年12月予定(高さ634メートル)だが、すでに地元の若者たちの間では「スカツリ」の名が定着しているらしい。やっぱり「東京スカイツリー」という名は長いよなぁ・・・。

東京スカイツリー
http://www.tokyo-skytree.jp/index.html

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