火曜日, 3月 09, 2010

飲食店での喫煙・禁煙・分煙について

厚生労働省が受動喫煙被害をなくすために職場などを原則禁煙に向けた対策に乗りだしている。これには学校や病院など公共施設および飲食店やホテルなども含まれていて、原則全面禁煙に向けた法制化をめざしているようで、先日もその旨の通達を都道府県に出した。

学校や病院はすでに全面禁煙のところも多いが、全面禁煙は当然の成り行きであろう。しかしながら、飲食店やホテルなどを全面禁煙にするのは、多額の税金を払っている喫煙者に対してちょと失礼ではないだろうかと思う。こうした場は分煙でも問題ないと思うのだが・・・。

厚生労働省の諮問機関にも売り上げの減少を懸念する外食・たばこ産業から「禁煙化でたばこを吸いたい客が店から出て行ったこともある」「事業者の立場を尊重すべきだ」など慎重な対応を求める声が数多く寄せられているという。

ホテルではフロアによっては禁煙にしているところも多い。また、飲食店でも換気がしっかりしている部屋は喫煙OKでその他は禁煙というように分煙にしている店も増えている。

東京都は禁煙や分煙を店頭に表示できるステッカーを8万5千枚作製して、リーフレットとともに都内の飲食店に配布している。ステッカーは終日禁煙の「全面禁煙」、時間帯で禁煙する「時間禁煙」、喫煙室などで分煙する「完全分煙」、席を分ける「空間分煙」の4種類で、店側が状況に応じて選ぶことができる。

私は寿司屋、割烹料理店など生魚を扱うお店では最低限でもカウンターは禁煙にするべきだと思っている。しかしながら、それ以外は換気がしっかりしていたり、タバコを吸う人が煙の向かう方向を見定めているマナーがあるならば、吸っても構わないと思う。ただ、こうしたマナーをつけている人はまだほんの一部だけだろうから、JTや公共広告機構はこうしたマナー向上運動をすすめるべきである。

ただ、私は現在の禁煙の流れが時にヒステリックに思えることがある。それはどことなく1920年代のアメリカの禁酒法に近いと思うのは考えすぎだろうか。

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